はじめに遊びありき


 子どもは、我々、大人では、はかり知れない可能性に満ち溢れています。そして、この秘められた可能性は、一人ひとり違うものです。ただ、困ったことに、この可能性は、とても純粋で、大人の目には、非常に見えにくいものなのです。この可能性は、大人が無理に引き出すことは、できないのです。
 この可能性が、この世に芽を出すには、子ども自身が自ら表現しなければ、どんなすばらしい可能性も埋もれて終わってしまうのです。
 その為には、子どもが主体的に活動しなければ、その子の可能性は出てこないのです。子どもが主体的に活動するには“遊び”が一番効果的なのです。何故なら、何を、何故、どのようにしたいのか が、“遊び”の中には、明確に出るからです。

環境を整える

 次に必要なのは、周囲の環境が、問題です。“枠づけしよう”、“型に入れよう”とする大人の存在は、大きな障害となるのです。又、やりたくても活動できない環境や状況も大きなマイナスとなります。子どもが、やりたいことを察知し、それが可能になる環境を用意し、手助けしていくことが必要となります。

可能性を伸ばすことのできる人


 第3の条件として、可能性を認めて、それを伸ばすことに喜びと情熱をかける人の存在です。幼稚園と保育所では、この点に大きな違いがあります。
 子どもの中に秘められた可能性をこの幼児期に知ることにより、人は生きることに肯定的になり、人と関わることにより、人を好きになり、何より自分で自分を認めることが、できるようになるのです。

 幼児期は“五感の時代”と言われます。説明をして教えるのではなく、人と人とが、関わることにより、見ながら、真似ながら学んでいく楽しい時なのです。だから、多くの信頼できる大人とその仲間が、必要です。人格形成の礎作りと言われるのは、この様な深い意味を持っているからなのです。


 どうか深くお考え下さい。この幼児期をどんな環境で、どんな遊びをどんなやり方でやっていけばよいのでしょうか?子どもは一人ひとり違うのです。違いの中から、相互に認め合ってほしいのです。何よりも遊びという楽しさを知った時、心も体も解放され、内に秘められた可能性をはじき出せるのです。

 人と物と時代と関わる中で、人としてあるべき姿、生き方、希望、夢が育つと思います。自分を抑える力も意欲や夢があるからこそ、できるのです。生きる力を軸に、我慢したり、待ってみたり、試してみたりする幼稚園生活を幅広い年齢層の教師陣一体となって、パワフルに楽しみながら取り組んでいきます。



子どもたちの世界を実現するために
わたしたち保育者は子どもの心をいつも感じ
子どもの目を見つめ
子どもの笑いを自分のものとし
子どもを認めていくために
全力を尽くしたいと願っています

これが、桃山幼稚園の教育ベースになっています。


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