園の特徴

インクルーシブ教育とは、「特別な配慮や支援の必要な子どもたちと共に園生活を過ごすこと」。

開園以来自然な形で、様々な発達の子どもたちの入園があり、1972年より共に生活することの意味を園として提唱し、統合保育を明確に園の方針のひとつとして打ち出しました。しかし2000年に入った頃より、発達の違いを認め合い、関わりの中で支える側と支えられる側との存在がぬぐい切れない統合教育ではなく、一人ひとりが自分の在り方を主張し、違いを活かし合って日々を創り上げるインクルーシブ教育に進化しました。


理念


  • 初めて社会に出会う子どもたちは全員が特別支援の対象であり、子ども自身が支援を必要としたとき、特別支援を行う。
  • 子どもの発達が求める事を、可能な限り実現するために人と時間を惜しまない。
  • どの子も変化・成長を求めていることを信じているから、丁寧で細やかな教育を心がける。
  • インクルーシブ教育とは、子どもと共に、保護者と共に、教職員が共に、当たり前のことを当たり前に日々根気よく切り開いていく社会づくりのために学び合い育ち合い成長していくための教育である。

ねらい


  • 子どもの今の発達の成育過程を辿り、把握し、担任・保護者と共有確認して、楽しくてやりたくなる発達カリキュラムを基に行う。
  • 子ども同士の関わりを重視する。表面的なできる、できないということに振り回されず、子どもの心の納得を常にバロメーターとして確認しながら行う。
  • 各立場での関わりや子どもの発達の考え方、課題、子どもの本質について話し合い、新たな広がりを模索する。常に決めつけず、根気よく繰り返し試行錯誤していく。

実践

  • 特別教育支援プロジェクトの中で子ども、担任、保護者との連携を深めていく。
  • 定期的な保護者との話し合い(日常の生活のビデオを通して、次の目標や方向性を共有していく)
  • カリキュラムの充実(幅広い発達に対する魔法の力を醸し出すカリキュラムの向上を微調整しながら作っていく)
  • 隣接する児童発達支援事業“ももっ子”との連携で、カリキュラムの予習を中心に深く密に関わって成果を上げていく。

インクルーシブ保育における園の役割

  • 幼稚園は子どもの世界。同じ時代を共に生き抜いて行く仲間として、子ども同士が育ち合う社会である。
  • 幼稚園は関わり合いの中で折り合いをつけ、高め合い、笑い合い、育ち合う幼児期の教育を保障するところである。
  • みんなの中でみんなと共に自分を自由に表現していく社会を目指したい。
  • それは子どもの心が頷くことであり、心が活力を得て心が満足することである。

入園について

入園を考えている支援の必要な方は、早めに見学や説明会にお越しください。 桃山の教育方針を理解し、賛同していただくことが条件なので、まず見学と園の説明会にご参加ください。入園は定員になり次第、締め切らせて頂きます。